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なばりのじまん

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三重県名張市の名所や名物、特産品など、独自の魅力をお届けします。
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渓谷につながるオンリーワンの水族館

渓谷につながるオンリーワンの水族館

令和6年4月20日、赤目四十八滝渓谷保勝会が運営する渓谷入口の「日本サンショウウオセンター」が、「赤目滝水族館」としてリニューアルオープン。「渓谷内にある本物の滝、野生の天然記念物が一体となった巨大水族館」として再スタートしました。

日本サンショウウオセンターが「赤目滝水族館」に渓谷の入口にある「日本サンショウウオセンター」は、昭和57年にオープン。赤目四十八滝渓谷保勝会が、オオサンショウウオな

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伊賀勢最後の砦 柏原城(瀧野城)

伊賀勢最後の砦 柏原城(瀧野城)

 天正9年(1581年)、織田信長の次男、信雄を総大将とする4万数千人の軍勢が伊賀に攻め込みました(第二次天正伊賀の乱)。滝川一益や、のちの名張藤堂家初代となる藤堂高吉の実父である丹羽長秀など、織田信長の重臣たちが数多く参戦しています。

 数で圧倒する織田軍は、ほどなく伊賀を制圧しますが、最後に名張市赤目町にある「柏原城」に伊賀各地から集結した地侍や老若男女、総勢約1600人が籠城して抵抗しまし

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冬に楽しめる名張の伝統野菜「タネ菜」

冬に楽しめる名張の伝統野菜「タネ菜」

冬場の野菜として名張で作られてきた伝統野菜「タネ菜」。祖先が古事記にも登場するアブラナ科の葉物野菜です。特有の風味があり、シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。

かつて名張市では広く栽培されていましたが、食文化の変化とともに徐々に忘れられつつありました。しかし、市内の熱心な農業者である福廣さんが地域の貴重な資源として自家採種し、植物残渣なども活用した有機農業による栽培を続け栽培面積を広げてきまし

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伊賀米 おいしさのヒミツ

伊賀米 おいしさのヒミツ

 全国にお米の名産地がたくさんあるけど、伊賀地域のように、昼夜の温度差が大きい盆地特有の気候や、水持ちの良い土壌、山々からの清らかな水など、おいしいお米ができる条件がそろっているところは、そう多くないんです。

 名張の小学生が給食でも食べてる「伊賀米」は、全国の食味ランキングでトップクラスの名張のお宝。噛めば噛むほど、甘みが増してきますよね。冷めてもおいしいので、絶品のおにぎりも作れそう!ふるさ

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