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市民発のブランドロゴ

市民ワークショップで紡がれた思いがロゴに 

ワークショップメンバーがロゴのししゅう作品を制作するなどして、なばりのブランドロゴを発表

まちづくりにかかわる若者や学生などが参加したワークショップで、たっぷりと名張の魅力を話し合い、3つのロゴ案を作成。市民総選挙を経て、「人の良さ」や「市民の活動」にかかわる魅力を表現するブランドロゴが誕生しました。

重複する「な」をひとつにし、円の中に入れることでつながりをイメージ。緑は名張を囲む山々や田畑を、青は清流を、オレンジは名張で暮らす快活な人や、人のあたたかさを表現しています。

ロゴに込められた思い

悩みや不安なことも支え合いでなんとかなる。 人のつながりやあたたかさ、 そして、市民から生まれるさまざまな活動がまちの自慢です。 チャレンジをしたい人や元気になりたい人はぜひ名張へ。 名張の市民が「なんとかなるなる」の精神で受け入れます。

まちを愛する若者や学生、約40人が集まって名張の魅力を出し合った

 昨年6月から半年以上にわたり実施されたワークショップでは、名張の魅力でどんな人が幸せになれるまちなのかを考え、「人とつながりたい人」「チャレンジしたい人」「元気になりたい人」などの物語が紡がれていきました。その中で、疲れていたり今の生活にモヤモヤしていたりする人も、名張で元気になってほしい、名張ならなんとかなる、といった思いが共有され、ブランドロゴに引き継がれています。

 この取組は、総合計画の基本理念である「語れるまち」を目指し、まちに愛着を持ち、まちに関わる人を増やす「シティプロモーション」の一環です。ロゴは、名張ならではの魅力を表し、私たちのまちの姿を共有できるツールとして、皆さんとともに活用を進めていきます。

みんなのブランドロゴ発表会

市制70周年記念行事「なばりブランドロゴ発表会」を3月23日、市役所で開催。ワークショップメンバーがたくさん登場し、会場は大いに盛り上がりました。

シティプロモーションの第一人者 河井教授とトークイベント
ワークショップをメンバーと一緒に振り返る
小太鼓やカホン(打楽器)による生演奏のドラムロールで、ロゴししゅうやロゴ入りバックボードを除幕。メンバー考案の演出は大成功!
発表と同時に、ロゴ入りTシャツ姿になるメンバー
発表を多くの人が見守った
結成1週間の70(ななまる)シスターズの音色が響いた


ブランドロゴが、私たちの背中を押してくれる

ワークショップメンバー 前川 美優 さん 
8回以上に及ぶ市民ワークショップほぼ全てに参加。発表会でメンバー代表としてあいさついただいた。

 日々いろんなことがあります。自分の力でなんとかしていくことも大切ですが、名張には「なんとかなるなる」と背中を押してくれる人がたくさんいます。今日の代表あいさつだって、メンバーが「『なんとかなるなる』の精神で楽しんで」と声をかけてくれて、とっても気持ちが楽になりました。「なんとかなる」を思い出させてくれるロゴは、これからも私たちの背中を押してくれるはずです。
 皆さんも、「こんなことやってみたいな」「ちょっと困ったな」というときに、このロゴを思い出していただき、「なんとかなるなる」とハッピーな方に向かっていけることを願っています。これから、みんなでロゴをどんどん活用していきましょう!

ブランドロゴを使って、とことん遊んでほしい

河井 孝仁 さん(東海大教授) 
名張市地域力創造アドバイザーとして、ブランドイメージ創出ワークショップを引っ張っていただいた。※所属などは令和6年3月現在

名張のブランドロゴは、いかにも「役所が作った言葉」じゃないのがいい。ぜひ、「みんなでこんな未来をつくっていくんだ」と、市の内外に示す言葉にしていただければと思います。だから、ロゴを神棚に上げてしまうのではなく、ロゴを使ってとことん遊んでほしいですよね。今日の発表会だって、みんなすごく楽しんでる。自分のまちを遊べる人たちがこんなにたくさんいるのは、素晴らしいと思います。
 だけど、みんなが明るいわけじゃないし、大変な状況にある人もたくさんいる。これから、みんなの力、まちの力で、この言葉を使いながら、ほんの少しでも前に進めた人の話を聴かせてほしいですよね。そういうことができる言葉だし、ロゴだと思いますよ。

"なんとかなった"エピソードを集めてみては

西上 ありさ さん(studio-L)
全国の様々な地域でコミュニティデザインを実践。ロゴ作成のコーディネートをしていただいた。

ワークショップメンバーから「名張の魅力」として、個人の名前がたくさん出されました。中には、市役所の職員を挙げる人も。全国各地でまちづくりに関わっていますが、ほかではあまりないことなのでとても驚きました。名張には、福祉のまちづくりを続けてきた土壌があるからこそだと思います。
 名張の皆さんは、基本的に明るいですよね。ワークショップメンバーの若いエネルギーと、人の明るさがこのブランドロゴに反映されたのだと思います。これから、ロゴにまつわり、「何とかなるよと言われて、結果こうなりました」という"なんとかった"エピソードを集めてみると、他市にまねできないシティプロモーションになりそうです。

「地域共生社会」を目指す名張らしいロゴに

名張市長 北川 裕之
総合計画の基本理念に「語れるまちなばり」を掲げ、シティプロモーションの取組をスタートさせた。

 名張の魅力はたくさんありますが、少し前なら「自然ぐらいかな」という人も多かったかもしれません。今回、まちづくりに思いのある若い世代を中心に集まっていただくと、「名張って人と人とのつながりがいいよね」「あったかいよね」「助けてもらえるよね」という言葉が飛び交っていました。そうした思いが結集されて、お互いが助け合える「地域共生社会」を目指す名張らしいロゴ案が生まれ、多くの皆さんに選んでいただくこととなりました。
 これから、市民の皆さんとブランドロゴを活用しながら、名張に住んでいたら、名張に来たら、「素敵な希望のある未来が待ってるよね」と思っていただけるまちをともに創っていきたいと思います。

ブランドロゴを活用しよう

なばりを愛する、全ての人・団体・企業の皆さんに、ブランドロゴをご活用いただけます。グッズや名刺、チラシ、SNSなど活用の方法はさまざま。みんなでなばりを楽しんで、伝えて、元気にしていこう!
※商用で使用する場合は、事前申請が必要。詳しくは、ホームページで

ワークショップメンバーで地域おこし協力隊の長谷川幸太朗さん作成のロゴししゅうグッズ

A1サイズのロゴししゅうの制作動画は必見!


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