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農で笑顔つながる

名張に移住して、農業をはじめた
上髙原 由佳 さん (カミノイタズラ)

 無農薬米を作る92歳の大ベテランに農業を教わろうと、大阪から名張へ移住。農業が軌道に乗ってくる中、今年からは、親子連れなどを対象に田植えや稲刈り体験を始めました。農業のやりがいや食の大切さを感じてもらえたと思います。

 余ったトマトの苗をみんなに育ててもらう「トマトチャレンジ」という企画も実施。SNSで募集すると、県内外から25人が参加してくれました。育て方を伝えているうちに会話も弾んで、私自身が一番楽しんでいたかもしれませんね。

 全国の人に自慢したくなるおいしいお米に野菜、そして、人の温かさ!もう、このまちにぞっこんです。「自分がいいな」って思ったことを、みんなと共有できれば、新しい輪が広がっていくんですよね。そんな人が少しずつでも増えていけば、まちはもっと賑やかで、楽しくなっていくんじゃないかな。


種まきからお餅つきまで!がっつり「農」体験

 種まきから田植え、稲刈り、そして、お餅つき。1年を通した農体験には、大阪や奈良など県外からの参加者も。上髙原さんが、仲間とともに企画してきました。

晴れた空の下で稲の種まき。体を動かして、寝転んだり、おしゃべりしたり、おいしいご飯やパンを食べたり、オーガニックコーヒーを飲んだり、焼き芋食べたり。いろんなことをここで出会った人たちと共有します。まさに、出会いの種まき!
田植えイベント。バシャバシャ泥だらけになる子どもたち!
3月にまいた種が子どもたちの背丈を超える稲に。こんなに大きくなっちゃった!
お祭り気分の餅つきの会。赤いジャンパーが上髙原さん
子どもたちも楽しそう!がんばって~
そりゃ、おいしいよね~!この日初参加のお子さんも。
上髙原さんと同時期に移住した仲間なども出店してイベントを盛り上げます。
どれもこれも本格的なフードやドリンクがこのロケーションで楽しめる!なんて贅沢なの~
和気あいあいとした雰囲気の会場。山奥のようですが、市街地からもすぐ近くなんですよ~

上髙原さん みんなで育てたもち米でお餅つき。子どもたちに体験してもらうことで、農業の仕事にも興味をもってもらえればいいですよね。

 体験の際は、飲食のマルシェやヨガなどのワークショップも同時開催。
上髙原さん 同じ時期に移住してきた仲間など、みんなで助け合って楽しめるイベントにしています。名張にはおいしいお米や野菜、楽しい人がいっぱいだと知ってもらういい機会。体もこころも喜んでもらえれば。

これからもこの企画を続けていきたいと、上髙原さんは笑顔をみせてくれました。


「広報なばり」2023年1月号(P12)掲載
「広報なばり」2022年10月号(P9)掲載


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