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名張の魅力を感じるには、自転車がうってつけ!

古谷 貴徳さん(三重サイクリング協会)

 自転車は、土地の空気や季節を肌で感じることができます。川や湖、山々が周りを囲む名張の魅力を感じるにはうってつけ!

 ただ、市外のサイクリストにあまり知られていないエリアでした。

 また、自転車イベントを通じて、市民の皆さんにも自転車の魅力を知っていただき、車と自転車がお互い配慮しあえる関係をつくっていきたいと考えていました。

青蓮寺湖をはじめ、サイクリングに最適なスポットが点在する名張市。
信号も少なく、周辺地域と合わせて走りごたえのあるロングコースを堪能できる。
2024年9月23日に開催された「中部日本サイクリング大会in名張」
県内外から214人のサイクリストが集まった
名張市内初となる自転車イベント開催に向けて尽力した古谷さん
名張市役所を出発し、最長101㎞となる周辺ダムを巡る4コースを設定
プロロードレーサーで、2021全日本選手権ロードチャンピオンの草場啓吾選手も満喫

 構想から1年。市内最大の自転車イベント開催に向けて助けられたのは、名張の皆さんのつながりです。ボランティアとして参加いただける人はどんどん増えていき、実に70人もの皆さんにイベントを支えていただきました。また、休憩所でふるまう特産品の提供をお願いする際、初対面の私にも数珠つなぎにお店を紹介いただくなど、みんなで名張を盛り上げようという強い気持ちを感じました。

第1エイド(休憩所)となる青蓮寺湖で、特産のぶどうを参加者に手渡す

青蓮寺湖付近の住宅地を中心に活動するYJCC(百合が丘ジュニアキャンプカウンセラー)の皆さんの協力で、丁寧なおもてなしが実現。青蓮寺湖周辺の安全確保にも尽力いただいた
山間部の国津地域で活動する「ながき村おこしグループ」の皆さんも人肌脱いでいただいた
一人ひとりに声をかけていたメンバーの皆さん。「地域が賑わってうれしいね」と話す
メンバーの息子さんが作成したというオリジナルのラベルが目を引く赤飯でおもてなし
第3エイドの比奈知ダムでは子どもも大活躍
参加者の疲れも吹き飛びますよね~
古谷さんの所属する地元チームや愛知県のチームがサポートライダーとして協力した

 私が名張に転居してきたのは2010年の頃。実は、それから10年ほどは、名張への特別な思い入れはありませんでした。ところが、古い町並みを散歩したり、湖畔のカフェを訪れたりしているうちに、徐々に暮らしの楽しみが増え、名張のことを好きになっていったのです。行動範囲を広げてくれる自転車と出会ったのもこの頃です。

 かつての私と同じように、名張の魅力に気付いていない人もたくさんいるはず。名張を盛り上げながら、このまちに一人でも多くの笑顔を増やしていければ嬉しいですよね。

自転車系ユーチューバーのなななさんも参加して無事完走!
完走証を手渡す古谷さん
大会の模様は、なななさん作成の動画をご覧ください~


自転車にはまって、今ではツールドフランスを走るイベントにも参加する古谷さん
138㎞で4600mを登る山岳コースを完走。16,500人が参加し、7,000人がリタイアしたんだそう
「最後まで走り切れるとは思わなかった」と古谷さん。そのチャレンジ精神に脱帽です

PROFILE

ふるや・たかのり ● 兵庫県出身。広告代理店勤務。地元のサイクリングチーム「SMA」所属。自分と妻の職場の中間点として2010年に名張へ転居。妻と全国(時には海外)の自転車イベントに参加している。三重サイクリング協会の再始動にも尽力

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