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楽しい!楽しい!楽しい!

名張市初のプロスケートボーダー
瀧永 遥句 さん

 プロになれると決まった時、嬉しさよりも「出られる大会が増える!」というワクワク感の方が強かったんです。僕にとって、プロになることは次へのスタート地点でもあるんですよね。

中学生にして名張初のプロ資格を獲得。その技は、素人がみてもすごいと分かる

 スケートボードを始めたのは小学3年生のとき。滑るのも技を決めるのも何もかもが楽しくて、今も毎日のように夜まで練習しています。スケボーの魅力は、技が決まれば敵味方関係なく皆で盛り上がれるところ。自分のできない技をライバルが決めていても悔しさはなくて、互いに称え合ったりアドバイスし合ったり。ライバルだけど、その前に友達なんですよね。全国に年齢関係なくたくさん友達がいます。

名張市役所で開催された名張ストリートフェスタ2023にて。みんな楽しそ~

 楽しいことはとことんやり続けるタイプ。でも、小学4年生の時に一度だけスケボーが楽しくなくなったことがあったんです。全然技が決まらなくて、ボードにも触らなくなりました。結局、うずうずしてきて練習を再開して、それ以降嫌になったことはないんですけどね。スケボーからは離れられないんだと思います。

 夢はスケボーで有名になること。「ストリート」という競技は街中でも楽しめるのが魅力ですが、「危ない」「迷惑だ」っていう批判的な意見もあるんです。ちゃんと安全な場所でやっているのに、スケボーの楽しさを知らない人に批判されたくない。だから世界的に有名になって、スケボーの楽しさをたくさんの人に伝えていきたいです。スケボーを楽しむ人が増えて、批判する人がいなくなったら最高ですよね。

 僕が楽しく滑っていれば、周りの人にも「楽しい」が伝わると思うんです。「楽しい」の輪が広がっていくように、これからもスケボーを楽しみます!

「広報なばり」2024年1月号掲載


PROFILE

名張初のプロ資格を獲得した桔梗が丘中学校3年生の14歳(2023年12月取材時)。2023年10月開催の「AJSA全日本アマチュア選手権大会」で3位入賞を果たす。小学3年生からスケートボードを始め、現在は街の中を模したコースで技を競う「ストリート」で世界を目指す。


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